FF7の一番最初のダンジョンになる壱番魔晄炉に登場するボス、ガードスコーピオンの話をしましょうか。
FF7のボスの中で、名前を覚えてもらえてないランキング上位に入りそうなボスだね。
ま、まぁ、名前は覚えてなくても、存在を覚えている人は多いでしょう。初めてのボスですし。
ガードスコーピオンとは?

《出典:ファイナルファンタジーVII》
クラウドは巨大企業神羅カンパニーに抵抗するレジスタンス組織『アバランチ』に雇われて、神羅の施設である壱番魔晄炉の爆破テロに参加します。
アバランチのリーダーであるバレットと共に、魔晄炉の奥で爆弾を設置しますが、そこで登場するのが神羅の警備機械である「ガードスコーピオン」です。
スコーピオンという名の通り、サソリの外見をした大型の機械であり、レーザーなどの攻撃によって侵入者を迎撃しようとしてきます。
改めて思うと、随分安直な名前だな。スコーピオンに模したガード兵ってことね。
尻尾を上げているときが本領発揮!
ガードスコーピオンは、戦闘中に尻尾を上げて攻撃を待ち構える体勢に変化します。

《出典:ファイナルファンタジーVII》
この体勢に初めてなったとき、クラウドがバレットに忠告するんですよね。
クラウド「バレット、気をつけろ。しっぽをあげている間に攻撃すると、レーザーで反撃してくるぞ」
クラウドは元ソルジャー(の知識を持ってる)なので、神羅のガードロボットのことも元々知っていたのでしょう。
尻尾をあげているときに攻撃をすると、そのたびに「テイルレーザー」というレーザー攻撃で、パーティ全員が大ダメージを受けます。
なので、この間は攻撃をせずに、尻尾を下げるまで待つのが得策です。
そっか、ありがとうクラウド! じゃあ攻撃はしないでしばらく待つことにするよ!
って思ったけど、その話を聞く前にコマンド入力を終えてしまったんだけど……

《出典:ファイナルファンタジーVII》
あ。

《出典:ファイナルファンタジーVII》

《出典:ファイナルファンタジーVII》

《出典:ファイナルファンタジーVII》
忠告遅いわ!!
忠告した本人が、忠告後まっさきに攻撃して反撃を食らうという……。
ガードスコーピオンのこと、知っていたなら尻尾をあげる前に言うべきだよね。
まぁ、実際はテイルレーザーを食らうとリミットゲージがすぐ溜まるので、それはそれで悪くないんだけどね。
ポーションを使って回復していれば、あまり苦戦せずに倒せる相手ですからね。
おそらく多くのプレイヤーが初見でテイルレーザーを食らってしまったのではと思いますが、ゲームオーバーになるほど苦戦することはあまりないでしょう。
忠告の台詞は3パターンある
ちなみに、クラウドの忠告の台詞は、状況によって3パターンあります。
えっ、クラウドがバレットに忠告しているのしか知らないや。
それはクラウドとバレット、どちらも戦闘不能ではないときのパターンです。
バレットが戦闘不能のときは、クラウドの台詞が「レーザーを撃つポーズだな……。しっぽをあげている間に攻撃すると、レーザーで反撃してくるぞ」という独り言に変わります。
逆にクラウドが戦闘不能のときは、バレットが危険を察知する台詞に変わります。「なんだかわからねぇがヤバそうだぜ。しっぽをあげている間は様子を見るか……」と呟きます。
へぇ~、そうなんだ。そして、独り言をしても結局コマンド入力しちゃってて反撃されるってことね。
まぁ初見ではそうなりますよね~。
製作スタッフとしては、せっかく作った技モーションなので、一度はプレイヤーに見てほしいと思って、あの絶妙なタイミングでの忠告なのかもしれません。
それでも2度目以降は注意して回避できるので、忠告が遅くて反撃を食らってしまうのは、製作スタッフの思惑通りのことなのかもしれないですね!