【FF7】リメイクの分割商法は本当に必要だったのか? 問題点・不安点を語る

ファイナルファンタジー7リメイクの発売日が2020年3月3日に決定しました。

しかし、スクエニから今作は分割発売されると発表されており、今回発売されるのはミッドガル脱出までのストーリーしか収録されていないそうです。

楽しみにしていただけに、分割商法にがっかりした人は多いんじゃないかな……。

全何部作かも発表されていないし、分割なのに今作だけで9698円とフルプライスだからねえ。

原作が6800円だったと考えると、非常に高く感じますね。そもそもミッドガル編というのは、本編の中でも序盤に過ぎないですから、このペースだと5部作くらいになってしまうかもしれません。

もし5部作なら……50000円……一本のゲームソフトで……しかもリメイク作品……。

この分割商法は本当に必要だったのか? とユーザー目線では思いますよね。分割商法にすることでの問題点と不安点を並べてみます。

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FF7リメイクの分割商法とは

FF7はスクウェア・エニックスの中でも大人気のゲームで、かねてよりリメイクを期待されていました。

しかし、フルリメイクにあたって原作の密度感とボリュームを維持するため、分作で発売すると発表され議論を呼んでいます。

FF7リメイクの開発が発表されたのが2015年の6月。実に4年以上もの長い期間待たされてからの分割発表だったため、ファンは大きく落胆したと思います。

現在、全何部作になるのか、最終作はいつ頃出るのかといった情報は発表されていません。

分割商法の問題点・不安点

全作揃えるまでに数年~十数年かかる

分割した作品それぞれにオリジナル要素を加えて一本の作品として十分なボリュームを持たせているとのことですが、それであれば二作目以降も再び数年かけて開発されることが予想されます。

今回のミッドガル編とは、原作でいうとストーリーの5分の1程度。二部作で完結はまずあり得ない配分なので、最低でも三~五部作程度になると予想されます。

仮に三部作だとしても、一作目で5年ほどかけて製作しており、このペースなら完結するのは2030年頃になります。

三部作を越えそうな気はしますし、製作発表よりももっと前から作っていたことを考えると、全作揃えるまでに数年~十数年は軽くかかるのではないでしょうか。

そして困るのは、次世代機のPS5が発売されてしまうこと。

せっかく最新世代でフルリメイクと謳っていたのに、PS5とPS4のマルチになるのは悲しい気持ちになりますし、数年後、十数年後はPS4ではでなくなるでしょう。それどころかPS6が出てしまうかもしれません。

ひとつのハードで一本のソフトが完結しないと思うと、いかにFF7リメイクの開発期間が常軌を逸しているかがわかります。

全作揃えると値段が高すぎる

一作目の値段が9698円とフルプライスであるため、全作揃えるなら3~5万円はかかると予想されます。

ミッドガル編まででも一本のゲームとして十分なボリュームを持たせているとのことですが、肝心のストーリーは続き物ですし、本来ソフト一本分の脚本を分割しているわけですから、最後までやらないとクライマックスは味わえません。

実質的に一本のゲームをプレイするのに3~5万円はすごく高いですね。原作は20年以上も前のゲームなので、未プレイの子供も多いですし、新規ユーザーが気軽に手に取りたいと思う価格ではないですよね。

またFF7ファンにとっては、リメイクといえどすでにプレイ済みの作品です。フルリメイクは魅力でもこれだけの値段をかけてすでにストーリーを知っているゲームをプレイしたいと思うのは、かなりの熱意がなければ厳しいでしょう。

ストーリーが冗長になる恐れがある

リメイクにあたりストーリーを追加しているようですが、分作ひとつひとつを長編になるようにしようとすると、冗長なストーリーになる恐れが高いです。

いくらストーリーを追加しても、大筋やクライマックスは変わらないでしょうし、 せっかく最終作でクライマックスを持ってきても、あまりに待たされすぎて原作の感動が薄れてしまうかもしれません。

ゲームに限らないですが物語というのは適切な尺というものがあるので、長くすればいいというわけではありません。見せ場をもってくるまでに関係ない話をたくさん入れられると、ストーリーへの没入度が薄れてしまうでしょう。

システム面で飽きがくる

分作というからには、基本的にシステム面は全作共通になるはずです。

レベルなどのステータスまで引き継ぐのかわかりませんが、仮に引き継ぐなら、強力な武器や魔法などが登場するのはシリーズ後半になってからになります。

逆に毎回ステータスをリセットするなら、一作目で強力な魔法などを手に入れたのにまた弱くなってしまうことになり、何度も同じゲームシステム、ゲームバランスでプレイさせられることに飽きが生じてくるでしょう。

キャラクターが成長していくこと、ユーザーが戦闘でできることが増えることは、アクションゲームやRPGにおいて非常に大切なことです。

それが分作になることで、序盤の作品はできることが制限されたり、後半の作品は以前とやっていることが同じ、ということになると、満足に楽しめなくなりますね。

買い控えなどにより最後まで開発されない恐れがある

これだけの開発スケジュールの長さ。次世代機が登場してしまいPS4では完結しないことが予想されること。全作揃えたときの値段の高さ。ストーリーやシステム面での不安。多くの不安要素があります。

当然この状況では買い控えするユーザーが多く出ると思われます。一作目は様子見して、全作出るまで待つ人、安くなってから買う人、コンプリート版が出てから買う人などが出てくるのは間違いありません。

元々リメイクは原作よりも売れにくくなりますし、分作発売は二作目以降の売り上げがどんどん落ちていきます。一作目から買っている人じゃないと続きを買う人はいないですからね。

FF7リメイクは開発費用が非常に高いですので、全作開発しきる前に資金面で採算が取れなくなり、開発を断念してしまわないかが心配です。

たとえば毎回100万本売れないと黒字になれないとして、一作目が300万本、二作目が200万本、三作目が120万本、四作目が80万本……となったら、四作目よりも売り上げが落ちる五作目を一作目と同じクオリティで開発できるのか、という話になります。

こればっかりはスクウェア・エニックスを信じるしかないとはいえ、開発側もボランティアで作っているわけじゃないので、赤字になるくらいなら開発を断念するかクオリティを下げるのは間違いありません。

その不安がある限り、全作発売されるまで買い控えする人はより多くなってしまうでしょうし、買い控えが多くなるほど頓挫のリスクが上がることになるでしょう。

分割商法は本当に必要だった?

様々な問題点・不安点が残るFF7リメイクの分割商法。

ミッドガルを魅力的に描くため、などと開発側は言ってますが、本当に必要だったのでしょうか?

ユーザーからすればストーリーの追加要素などはいらないから、現代のグラフィック技術で原作を再現してくれれば十分でしょう。変に追加要素を入れて分作になるくらいなら一本にしてほしいと誰もが思うはずです。

ただFF7は元々ボイスがなく台詞はテキストだけですし、イベントシーンはポリゴンで描いていたため、イベントシーンを増やすことはそう難しいことではありませんでした。所々で短いムービーが流れるだけでしたね。

ですが、フルリメイクではイベントシーンが全てムービーになるため、製作時間と製作費用はかなり高くなることでしょう。

当時の技術力だからこそ重厚な脚本を描くことができたものの、それを現代の技術であれだけの脚本を描こうとすると、とてつもないボリュームで開発ができないのではないかと思われます。

まあ、後は制作者側の都合を考えると、FF7リメイクはスクエニにとって最後の希望みたいなものでしたから、分割製作で少しでも息を長くして稼ぎたいのかも、と思わざるを得ませんが……。

FF7をフルリメイクするには一本のソフトでは十分なボリュームで作れないというのは本当なのだと思います。

ただ少しでも分割数を減らしてほしいユーザーと、追加要素を入れて分割数を増やしている制作者側の気持ちは、ちょっとズレが生じているのかなと思いますね。

まとめ

分割商法は必要だったのだと思いますが、追加要素をたくさん入れて分割している様子はユーザーの期待から離れているのが不安です。

今回挙げた不安を払拭できるような素晴らしいリメイクになれば良いですが、なかなか新規ユーザーも古参ファンも手を出しにくい不安要素がてんこ盛りなんですよね……。

スクエニには頑張ってもらいたいね。楽しみにしている人も多いからその期待に応えられる作品になっているといいな。

一作目を出したら完結までFF7リメイクに注力して、なるべく早いペースで発売していってほしいね~。