スイッチライトのスティックも壊れやすい!他にもデメリット多し【Switch Lite】

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2019/9/20に発売されたニンテンドースイッチライトですが、早速スティックが壊れたという不具合の報告が相次いでいるようです。

Twitterで検索すると、左スティックの入力がおかしくなっている人とか、結構見つかるね。通常版のスイッチもジョイコン・プロコン両方ともスティックやLRボタンが壊れやすかったのに、まさかスイッチライトでも改良されていないとは……。

修理業者が分解して確認したところ、通常版スイッチとスイッチライトで、スティックの部品に差異はないみたいですね。

元々スイッチのコントローラーは、スティックが非常に脆く壊れやすいことで有名でした。毎日遊んでいる方であれば、3ヶ月程度でジョイコンドリフト※が発生します。(※スティックを触っていないのにカーソルやキャラクターが勝手に動き続ける不具合のこと)

また、LRボタンも壊れやすい構造になっていて、ボタンの押し込みが効かなくなったり、一度押しただけで二度押しされた扱いになったりする不具合があります。

実際に私もジョイコンは2回修理に出したことがあり、間違いなく欠陥構造のコントローラーであることは疑いようもありません。それが、スイッチライトのスティックやLRボタンも同じ部品を使っているため壊れやすいそうなのです。

スイッチライトの問題点は、コントローラーが本体と一体型であることだよね。通常のスイッチならジョイコンを修理に出すだけだけど、スイッチライトだと本体ごと修理にださないといけないから、修理中は遊べなくなっちゃう。

そうですね。私もジョイコン修理中はスイッチを遊べるように、スペアのジョイコンを購入して遊んでいました。ジョイコン修理に関しては以下の記事で詳しく語っています。

関連記事:ジョイコンの修理にかかった費用と日程を公開!スペアがあると便利

スイッチライトだと本体ごとの修理なので替えがきかないんですよね。しかも通常版スイッチよりスティックの部品を取り外しにくい構造となっているため、素人が修理するのは非常に難しくなっています。

正直、現状はスイッチライトの購入をおすすめできません。通常版のスイッチと比較したときの、スイッチライトの主なデメリットをまとめてみますね。

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ニンテンドースイッチライトのデメリット

コントローラー一体型のため、修理の際は本体ごとになる

ニンテンドースイッチライトの最大の問題点はやはりこれです。コントローラー一体型のため、本体ごと修理に出さざるを得ないこと。

3DSなどのこれまでの任天堂携帯機だってそうじゃないかと思うでしょうが、ニンテンドースイッチは歴代のゲームハードと比較して、常軌を逸するほどコントローラーが壊れやすいハードなのです。大人が普通に遊んでいるだけで、年に数回修理が必要になるほど。

スイッチライトはコントローラー一体型のために替えがきかないため、修理するなら本体ごとの送付になります。

修理には早くても1週間はかかりますし、長ければ3週間以上かかることも。その間スイッチライトで遊べなくなるのはかなり痛いですね。

ジョイコンを別途購入して無線接続することも可能ですが、スイッチライトの購入者は携帯機として使いたくて購入しているでしょうから、ジョイコンで遊ぶというのは本末転倒ですよね。

更にジョイコンを別途購入するならジョイコン代もかかるわけですが、これが8000円ほどかかります。加えてジョイコンの充電グリップも必要となり、スイッチライトと合わせると3万円以上の出費になります。

これなら最初から通常版のスイッチを買った方が良いですね。通常版のスイッチでもコントローラーの壊れやすさは変わりませんが、コントローラーのスペアがあれば修理中でもスイッチで遊べるというのが、スイッチライトより良い点です。

なぜこれほどジョイコン、プロコン共に修理件数が多いにも関わらずスイッチライトで直っていないのかというと、任天堂がコントローラーの壊れやすさを認めていないからだと思います。

任天堂は公にスティックが壊れやすいと発表はしていません。購入者からの圧倒的な故障報告と、修理依頼が多すぎて受付がパンクしていたことから、ユーザーが実感として壊れやすいと知っているに過ぎません。

実際に私も、コントローラーの不具合の多さについては任天堂に問い合わせしたことがあるのですが、故障件数が多いとか少ないとかは回答されず、のらりくらりと質問をかわしていました。認めてしまうとリコールや訴訟問題に繋がるからですね。

スイッチライトでスティックを改良すると、ジョイコンとプロコンのスティックが不良品であると暗に認めたことになります。通常のスイッチを購入した人からの反発も大きくなるでしょう。そのために改良せず同じ部品にしたのではないでしょうか。

携帯モードに対応したソフトしか遊べない

通常のニンテンドースイッチはテレビモード、テーブルモード、携帯モードの三つの遊び方があります。

対してスイッチライトは携帯モードでしか遊べないため、携帯モードに対応したソフトしか遊ぶことはできません。

大抵のソフトは携帯モードで遊べますが、ジョイコンを振って遊ぶことを目的としたソフトは厳しいですね。ジョイコンを別途購入して無線接続すれば遊べますが、結局出費が増えることと、ジョイコンがあっても遊べる項目に制限がかかることがあるようです。

自分の欲しいゲームソフトが携帯モードに対応していれば構わないと思いますが、今後もしスイッチライトでは遊べないソフトを遊びたくなったとき、後悔するリスクがあります。

スプラトゥーンなどの対人戦ゲームには不向き

『スプラトゥーン2』や『マリオカート8デラックス』などの対人戦ゲームは、スイッチライトでももちろん遊べます。

しかし、大画面のテレビでプレイできる通常版のスイッチとは違い、携帯機でのプレイかつ通常版より小型化(6.2インチ⇒5.5インチに縮小)したスイッチライトでは、画面が小さくて多少の不利が生じます。

また、『スプラトゥーン2』はジャイロ機能がほぼ必須のゲーム。携帯機でのジャイロは非常にやりづらく、上達したいなら間違いなく不利な要素になります。

他にも、ネット接続が無線接続になるため、オンラインでの対人戦では通信環境が安定しません。無線接続ではラグや回線落ちがつきもので、対人戦ではかなり疎まれてしまいます。

ネット接続は有線接続も不可能ではないのですが、携帯機として遊びたい人がわざわざネットの有線接続をしたいのか……という疑問がありますよね。持ち運び中ならできませんし。

最初から有線接続で遊ぶつもりなら、それこそ通常版のスイッチにした方が良いです。スイッチライトは対人戦ゲームをするには不向きなハードだと言えます。

やっぱりテレビモードでも遊びたいと思っても接続不可

携帯機として遊びたいからテレビモードなんていらない、と思っている人でも、そのうちテレビモードで遊びたくなるときがくるかもしれません。

実際私は、通常版のニンテンドースイッチを長いこと携帯モードで遊んでいましたが、『ゼルダの伝説』など画質が綺麗なゲームはテレビモードに接続して遊ぶ方が快適で楽しいと感じました。

テレビモードやテーブルモードで、家族や友達と一緒に遊びたくなることもあるでしょう。そんなときに、スイッチライトでは不可能だというのがつらいところ。

通常版のスイッチなら、普段は携帯モードで遊んでいても、テレビモードやテーブルモードにしたいときにいつでも切り替えられます。その柔軟さが「Switch」と呼ばれるゆえんであり魅力なのです。スイッチライトを買ってから後悔するのは嫌ですよね。

スイッチのソフトを遊びたいなら、スイッチライトより通常版スイッチを強く推奨

「今までニンテンドースイッチを持っていなかったから、安価のニンテンドースイッチライトを買おうか迷う」という人は少なくないと思います。

スイッチライトは通常版と比較して「安い」「軽い」というメリットはあります。しかしそれを上回るデメリットの大きさがありますので、私はスイッチライトより通常版スイッチを強く推奨します。

コントローラーが壊れやすいというのは通常版も同じなので、正直ハードの性能そのものはあまり良いとは言えません。しかし、ニンテンドースイッチのソフトはとても面白いものが多いので、是非通常版のスイッチを買って楽しんでくれたらな、と思います。

まとめ

今回挙げたデメリットを踏まえた上でも、通常版よりスイッチライトの方が欲しいと感じた場合は購入しても良いでしょう。

ただ通常版を持っていない人に伝えておきたいのは、ニンテンドースイッチのコントローラーの脆弱さを舐めない方が良い、ということでしょうかね……。

正直私は、スティックやLRボタンの壊れやすさが通常版と変わらないという時点で、スイッチライトに価値をほとんど感じていません。ここが改善されていれば手のひら返してスイッチライトをべた褒めするんですけどね。

発売から3ヶ月以上経って、やはりSNS上でも不具合報告がかなり出てきているね。通常のニンテンドースイッチと壊れやすさが変わらないなら、スイッチライトの恩恵が薄いなあ。

任天堂はハードの頑丈さとメーカーの信頼性が売りだったはずなのになー。ソフトが面白いだけに残念だよね。