【ポケモン金銀】ゲームボーイの容量の限界を追求したポケモン金銀がすごい!

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ゲームボーイ/ゲームボーイカラーで登場した『ポケットモンスター 金・銀』ですが、容量の少ないゲームボーイのソフトとは考えられないほど作り込まれたゲームでしたよね!

ポケモンシリーズで唯一2つの大陸を行き来できて、ジムバッジを16個集められるもんね。

当時は赤緑のカントー地方に行って、ジムリーダーと戦えるの感動だったな~。最後は前作主人公のレッドとも戦えるし!

本当に人気作の続編として、これ以上ないほどの素晴らしい出来だったと思います。

びっくりするのが、あれだけのボリュームを詰め込んでいるにも関わらず、ROM容量が1MB程度なんですよね。

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容量の限界を追求したポケモン金銀

《出典:ポケットモンスター 金・銀》

1MBなんて、ちょっと大きめの画像ファイルを用意したら、たった数枚で越えてしまう容量です。

前作の『ポケットモンスター 赤・緑』の時点で、ゲームボーイでのRPGとしては非常にボリュームがある作品でした。

当時のゲームボーイソフトは、RPGだと10時間もかからずにクリアできる作品がザラにあります。

現在の携帯機なら据置機と同等程度のボリュームで作ることができますが、ゲームボーイではまだまだそれだけの容量を確保できませんでした。

赤緑の頃から容量は限界だったようで、あの幻のポケモンであるミュウについても、当初はデータを入れる予定はなかったそうです。

制作者の一人が完成直前に、デバッグ用のコードを抜いたときに余った容量で、ミュウのデータをお遊びで入れたという話です。それが後にミュウのバグで話題を生んだのですから、すごいことですね。

更にポケモン金銀では、前作からポケモンが100匹増え、わざやタイプの追加、カラーになった、時間の概念がある、とボリュームが格段に増えました。

そして殿堂入り後にカントー地方に行くことができ、前作の3年後のカントー地方を旅することができます。

対戦機能でクリア後も遊ぶことができますから、ゲームボーイの中では考えられないほどの大ボリュームなゲームでした。社会現象になるほど人気になるのもうなずけますね。

所々に容量の限界を感じられる

しかし流石に2つの大陸をゲームボーイソフトに詰め込むのはいくらなんでも無理はあったようで、所々に容量の限界を感じることができます。

サファリゾーンが閉鎖していたり、トキワの森が簡素化されているなど、容量が足りなくて泣く泣く削ってしまったものはあったようです。

それでも3年後のカントー地方を旅できる、カントーのジムリーダーや前作主人公と戦うことができるといった要素は、当時の子供たちを大興奮させるものでしたね。

金銀リメイクでは容量の問題が解決!

《出典:ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー》

DSで発売された、ポケモン金銀のリメイク作『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』では、上記の容量の問題が見事に解決されています。

ハードがニンテンドーDSに進化したことで、原作では簡素化されていたカントー地方が大幅に充実化しました。まさにもう1つの大陸を冒険していると言えるほどのボリュームになっていたのです。

ポケモン金銀は、ポケモンシリーズの中でも最高傑作と呼ばれることが多く、だからこそリメイクが成功するかどうかを不安視している人も多かったです。

でも蓋を開けて見れば、ファンの期待以上のクオリティで金銀が帰ってきました。前作の雰囲気や良かったところを昇華させ、容量のために削っていた要素を復活させた、文句のないリメイクでしたね!

ポケモン金銀は色褪せない名作

ポケモンシリーズもたくさんの作品が出ていますが、ポケモン金銀は間違いなく色褪せない名作でしょう。

2017年9月22日から、3DSのバーチャルコンソールにて、ポケモン金銀がダウンロードできるようになりました!

リメイクも素晴らしかったですが、今一度容量の限界と戦っていたかつての名作を味わってみるのも良いですね!

昔のゲームって、容量が少ないからこその工夫がすごかったと思う。

スーパーマリオブラザーズの初代は、雲と草を色だけ変えて、重ね合わせることで別もののように見せていたよ。

ファミコンのソフトなんて40KBとかだからね。この記事の方が容量が大きいくらいだもん。

そういった工夫は、今の時代にはなかなか出せないものなので、今の子供達にもポケモン金銀は是非プレイしてみてほしいなー。