【FF8】サイファーはスコールの味方になれる可能性も十分あったのでは?

FF8の主人公スコールのライバルキャラクターと言えば、サイファーです。

スコールたちと同じバラムガーデンに所属しており、実力は既にSeed級であるにも関わらず、問題行動が多いために万年Seed候補生となっています。

Seed試験中は味方としてパーティメンバーに加入するものの、ある事件以降は魔女の騎士となり、Seedの敵として最後まで立ちはだかります。

オープニングムービーでスコールと戦っているし、FF8の中でも印象深いキャラクターだよね。

『キングダムハーツ』シリーズにもFFキャラクター枠として登場していることを考えても、結構人気のあるキャラなんじゃないかな。

味方から敵として寝返り、また単なる悪ではなかったというのが、特徴的なキャラですね。

取り巻きの雷神風神も個性的なキャラで良い位置づけだったと思います。

結果的に物語上では殆ど敵となってしまうのですが、サイファーは道を踏み外してしまっただけであって、展開が少し違えばスコールたちの味方でいられたのではないでしょうか。

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サイファーとは

《出典:ファイナルファンタジーⅧ》

バラムガーデンのSeed候補生の一人、サイファー・アルマシー。

好戦的かつ自己中心的な性格で、Seed試験中に班長であるにも関わらず、独断で命令違反して担当区域を投げ出すなど、ガーデンでも1位2位を争う問題児。

その問題行動の多さ故にSeed試験に合格できず、万年候補生という立場ではありますが、実力は正Seed以上とも言えるほどの強さを持っています。

スコールと同じく、扱いの難しいガンブレードを使いこなし、頭脳も優れているため、性格を除けば非常に優秀なSeedとなれる器です。

スコールにはライバル意識を持っており、あまり仲が良くはありませんが、Seed試験中の会話を見る限り、お互いに敵対心を持っているという感じではなさそうなんですよね。

サイファーは気質的に人の上に立ちたがるところがありますが、スコールは能力面で自分と互角であり、スコールも決してサイファーに媚びないため、サイファーからすれば珍しく対等関係と言える間柄なのでしょう。

そのため、お互いにライバル意識はあるものの、ある種友情を感じてもいそうな様子は見受けられました。Seed試験中にゼルに「仲良いんだな、同類だぜ」とも言われていますしね。

道を踏み外したきっかけ

問題児とはいえ同ガーデン内の生徒なので、サイファーはスコールにとって味方ではあったのですが、決定的に袂を分かつきっかけとなったのが、ティンバーでの大統領襲撃事件です。

スコールたちが請け負っていたリノアの依頼を(勝手に)手助けするため、大統領を人質に取るという重罪を犯し、身元がばれたサイファーは完全に追い詰められます。

大統領を殺しても解放しても、バラムガーデン生徒であることが知られたサイファーに逃げ道はありません。残るのは極刑という道のみ。

進退窮まった場面に現れた魔女イデアにかどわかされ、他に道のないサイファーは魔女の騎士になる道を選びました。

これ以降サイファーはスコールたちSeedの敵として立ちふさがり、魔女の味方として行動するようになります。

魔女の騎士になることに憧れてはいたが?

魔女の騎士になることは、サイファーが憧れていた夢でした。

ラグナ主演の映画の影響で騎士を目指していたようですが、彼が目指していた魔女の騎士というのは、あくまでヒーローとしての側面が強いでしょう。

作中でも魔女の騎士になった後は、スコールたちSeedのことを悪の傭兵と呼んでいます。自分たちが正義だと主張しているのです。

でも魔女アルティミシアと接している内に、自分が憧れていたヒーロー像とは違うことに気付いていったはず。だからこそ、終盤は騎士を廃業したと発言し、革命家を自称したのだと思います。

引き返せなくなってしまっただけ

《出典:ファイナルファンタジーⅧ》

騎士であろうと革命家であろうと、魔女に味方し、Seedに敵対したことに変わりありません。

更に、かつてはリノアのために道を踏み外すこととなったのに、最後はリノアをアデルに捧げるという暴挙にもでました。

こうしてみると悪人にしか見えないですが、サイファーは悪として突っ走っていく以外に道はなく、今更引き返すことはできなくなってしまっただけだと考えられます。

ずっと仲間としてついていった雷神風神も、最後は人質のエルオーネを勝手に解放し、サイファーを説得しました。

本当の仲間だと思っているからこそ、もはや暴走状態であるサイファーを止めたいと思った2人が、初めてサイファーに逆らうシーン。

それでもサイファーは止まることなく、そして2人に怒るのでもなく、「今までありがとよ」と別れの言葉を告げるのが印象深いですね。

《出典:ファイナルファンタジーⅧ》

決して悪の心に染まりきっているのではなく、もう自分は自らの行動を正義と信じて貫き通すしかないと思っていたのでしょう。

展開が違えば仲間でいられたのでは

すべてはティンバー襲撃事件からサイファーの人生が狂いました。

サイファーが起こした行動ですので自業自得ではあるのですが、なにかちょっとでも歯車が違えば、サイファーがSeedの敵になることはなかったかもしれませんね。

スコールのライバルであることと、普段の態度、のちのち敵になることから、純粋に悪人として見られることもありそうなのが可哀想だね。

ロマンチックな夢を抱く純粋さを利用された、哀れなキャラクターだった、って考え方もできるんだよね。

エンディングでは、意地を捨ててのんびりと過ごしている光景が見れて、最後は救われたようで安心したよ。