『バイオハザード4』では、ラスボスのサドラーの直属の配下として、村長、サラザール、クラウザー、ルイスがいました。
このうち、クラウザーはH.C.F.からのスパイであり、ルイスは逃亡してサドラーと敵対関係になりました。
作中では、ルイス以外とは戦うことになります。戦う順番は、村長、サラザール、クラウザー、サドラーの順ですが、最初の村長はこの中でもかなり強い人物だったのではないかと思うのです。
村長とは
《出典:バイオハザード4》
レオンが本編の最初に訪れる村の長。作中では村長とだけ呼ばれていますが、「ビトレス・メンデス」という名前があります。
巨躯な身体を持ち、ドアノブをねじ曲げるほどの怪力を持つキャラ。支配種プラーガを宿しているため、通常のガナードよりも高い知能を持ち、村のガナードを統率しています。
サドラーへの忠誠心が非常に高く、スパイのクラウザーはもちろん、サラザールよりもサドラーを敬愛しているように見えます。
序盤からレオンの前に現れ、Chapter 2までの村編のラスボスとなります。物語としては前半の内に退場するキャラクターですね。
6年経って成長したレオン
《出典:バイオハザード4》
レオンは『バイオハザード2』においては経験の浅い新米警官でしたが、『バイオハザード4』ではエージェントとして6年間の訓練を積んできているため、心身共に大きく成長していました。
ラクーンシティでのバイオハザードの経験もあったため、今回ガナードと出会っても動じることなく、冷静にアシュリー救出の任務に臨んでいます。
サドラー、サラザール、クラウザーなどの、幹部級の敵を相手にしても物怖じしない態度なんですよね。レオンに護られるアシュリーとしては、この上なく頼りになる人だったと思います。
レオンを圧倒していた村長
《出典:バイオハザード4》
そのレオンでも、村長に対しては圧倒されていました。
初対面ではレオンの蹴りを軽々と止め、そのまま投げ飛ばされてルイスと共に気絶してしまいます。(何故巨漢を相手に銃を使わず蹴ろうとしたのかは謎……)
その後も突然現れてレオンを絞殺しようとしたり、殴り飛ばされるなど、完全に村長がレオンを圧倒していました。
サラザールには心理面でもレオンが優位に立ち、クラウザーとは互角の戦いを繰り広げていました。それに比べて、村長に対してだけは、常に村長がレオンより優位に立っていたのです。
物語前半のボスでしたが、村長はサドラーの配下の中でも、特に優秀な存在だったのではないかと思われます。レオンとは身体能力の差が歴然でした。
ですが、その村長と言えどもレオンの前には勝てませんでしたけどね。咄嗟にドラム缶を倒し、中にあったガソリンを引火させて村長に反撃。この機転とサバイバル能力が彼の強みです。
早めに退場するには惜しい人材だったのかも
村長はレオンにとってかなりの強敵でしたね。
サドラーからすれば、実力もあり忠誠心が極めて高い部下であったため、彼を失ったのは大きな痛手でしたでしょう。
前半のボスということで、他の幹部クラスのボスより弱めに考えがちだけど、作中でも強い方だったよね。
実際の戦闘でも強かったからね~。焼夷手榴弾を溜めておけば、比較的楽に倒せるけど。
惜しむらくは、村長の部下にそれほど優秀な人材がいなかったことですかね。サラザールの右腕のヴェルデューゴは、サラザール自身よりも強かったくらいです。
頼れる右腕のような人物がいれば、村長ももっと活躍の場があったのかもしれません。