RPGの醍醐味といえば、たくさんいるパーティメンバーの中から、主力とするキャラを決めて育てることですよね。
FFシリーズでは6人以上のパーティを組む作品が多いですが、戦闘に参加できるキャラは3、4人であるのが普通です。
全キャラを入れ替えて戦っていくこともできますが、経験値効率を考えると主力キャラを決めて育てた方が良いでしょう。
2週目以降のプレイで、前回使わなかったキャラクターを育てる楽しみも生まれるしね。
群像劇のストーリーですべてのキャラを使うFF9や、3人で固定されているFF10-2など、いくつか例外的な作品もあるけど、多くの作品では全員を使うのは難しいよね。
FF10も他とは少し違って、戦闘に同時に参加できるのは3人ですが、戦闘中いつでも控えと交代できるシステムを採用しています。
このお陰で全員を育てて進めやすい作品となっていますが、全員を育てようとするとスフィア盤で成長させるためのスフィアを多く必要とするというデメリットもあります。
また経験値を入手できるのは1度でも行動したキャラだけと決まっているので、全員を均等に育てようとするとやや作業感のあるプレイングになってしまいがちです。
7人のメンバ中、育てたい主力キャラを数人決めておくのが効率的かもしれませんね。
今回は各パーティメンバーの戦闘における特徴をまとめましたので、参考にしてみてください。
ティーダ
《出典:ファイナルファンタジーⅩ》
ティーダは主人公だけあって戦闘の機会が多いため、必ず育てておきたいキャラクターです。
序盤はあまりパッとしないステータスなのですが、確実に戦闘から逃げられる『とんずら』は雑魚戦で、全員の物理ステータスを上昇させる『はげます』はボス戦で便利です。
中盤以降に覚える『ヘイスト』『ヘイスガ』『ディレイアタック』など行動順に影響を及ぼすアビリティが強力で、オーバードライブ技も強いことから戦闘では要となれるキャラでしょう。
水中でも戦えるキャラクターなので、縛りプレイでもない限り主力とした方が良いと断言できます。
ユウナ
《出典:ファイナルファンタジーⅩ》
ユウナは白魔法と召喚を行うことができるのが最大の特徴。
序盤から終盤まで、回復・補助系の白魔法は大変役立ちます。各属性魔法を一度だけ完全防御するバファイなどの魔法も強力です。
召喚獣はステータスが非常に高い上、各属性の魔法攻撃、イフリートのメテオストライクで貫通効果を持った攻撃など多くの状況に対応できるため、実質ユウナ一人でも大半の魔物を倒すことができます。
ボス戦では予め召喚獣のオーバードライブゲージをMAXにしておくことで、次々とオーバードライブ技を連発して大ダメージを与える戦術も可能です。いわゆる『召喚ボンバー』と呼ばれるもの。
回復役兼、いざというときの召喚役として育てておくと、旅を進めるのがとても楽になるでしょう。
ワッカ
《出典:ファイナルファンタジーⅩ》
高い命中率と遠く離れた相手にも届く攻撃が特徴のワッカ。
飛んでいる敵は回避率が高く、他のキャラではなかなか攻撃が当たらないため、ワッカがいれば素早く処理できるようになります。
ブラインアタック、サイレスアタックなどの状態異常攻撃も雑魚戦では役に立ちます。
強めの敵であっても状態異常が効く相手なら一方的に倒すことができるので、ピンチを予防しやすいキャラです。
攻撃力はティーダよりやや低めなのですが、スフィア盤のワッカルートは後半から攻撃力が上がりやすく、終盤ではティーダ以上の攻撃力になることも珍しくありません。
また水中でも使用できるキャラであるため、ティーダとワッカの2人を育てておくと、水中を進めるマップの攻略が楽になります。
ミニゲームのブリッツボールで、ワッカのオーバードライブ技『アタックリール』を習得すれば、火力面ではトップクラス。ブリッツボールが好きな人には是非使用してもらいたいキャラですね。
ルールー
《出典:ファイナルファンタジーⅩ》
黒魔法が得意のキャラクターで、ほとんどの攻撃魔法はルールーが習得します。
4属性の魔法が使えて魔力も高いため、魔法攻撃に弱い敵はもちろん、ティーダやワッカ担当の魔物も簡単に対処可能です。
物理防御力の高いエレメンタル系の魔物は、ルールーの黒魔法かユウナの召喚獣でなければ倒すのは困難。どちらかは育てておきたいところですね。
ボス戦では弱点を突いて攻撃すれば、物理攻撃担当キャラよりも高い威力を出せる上、オーバードライブ技も敵が1体しかいなければ全弾集中砲火でき強力です。彼女がいればパーティ全体の火力は大きく上がると思います。
反面、耐久力がないことと、素早さも低いため、残りHPには気を付けて戦っていきましょう。
アーロン
《出典:ファイナルファンタジーⅩ》
高い攻撃力と、武器に『貫通』が付与されているため、かたい性質の魔物を楽に倒せるキャラ。
かたい性質の魔物は魔法攻撃にも強いので、アーロンがいないと少々倒すのが面倒な敵です。(イフリートのメテオストライクにも貫通効果があるので、ユウナがいれば楽に倒せますが)
HPも高いため、タフネスさと火力の両方を兼ね備えた、パワータイプですね。
相手の能力値を下げるブレイク系のアビリティはボス戦で特に有効。ルールーと組ませるとパーティの火力が最大限に高くなるでしょう。
ちょっと戦闘に派手さやトリッキーさがないのがネックですかね。基本的には物理で殴ってるだけで強いキャラです。
リュック
《出典:ファイナルファンタジーⅩ》
アーロンとは正反対に、ステータスは低いけどトリッキーな戦い方ができるのがリュック。
『盗む』で敵から色々なアイテムを奪うことで、それを戦闘で利用したり、改造、召喚獣の育成など多岐にわたって活躍します。
『使う』で攻撃、回復、補助と様々な戦い方が可能になり、オーバードライブ技の『調合』はうまく組み合わせるととてつもない強さを発揮できる強力な技です。
ボス戦では是非ともアイテムを盗んでおきたいところ。FF10では盗める確率が100%、50%、25%……と半分になっていく仕様のため、最初の2回はかなり楽にアイテムを奪えます。
素早さが高いこと、水中でも使えることもメリットなので、盗む要因として少し育てておくだけでも十分活躍できると思います。
もちろん主力として育てても強いです。『調合』で便利な組み合わせを見つけると楽しいですよ。
キマリ
《出典:ファイナルファンタジーⅩ》
7人中最も扱いが難しいピーキーなキャラ。
スフィア盤のキマリエリアは中央付近にあり、アルテマがあること以外これといって特徴のないエリアです。
アルテマもLv.4キースフィアが3個も必要になるので、終盤にならないと習得できません。キマリに習得させるメリットは特にないので無視しましょう。
普通にキマリエリア内を進ませても強くはならないので、早々にキースフィアを使って別のエリアに進入して育てていくのがオススメです。
ただしどのキャラのエリアであっても、そのキャラを追うようにエリアの最初から進ませても、ほぼ下位互換の性能にしかなりません。スフィア盤は前半の成長値が低く、後半になるほど成長値が大きい仕様だからです。
キマリを活躍させたい場合は、キースフィアを使って色々なエリアを縦横無尽に動き回るようにしていくと、面白いキャラになっていきます。
初期ステータスが高いので、最初はスフィアレベルを溜めておいて、キースフィアが手に入ってから進みたいルートを自分で構築していきましょう。最初はリュックルートの『盗む』『使う』を覚えさせるのがオススメですね。
オーバードライブ技は『火炎』『アクアブレス』などの全体攻撃技が、防御力無視の攻撃なので非常に強力です。これらは魔力を上げるほど威力が向上するので、ルールーやユウナのルートを通って魔力を上げていきましょう。
使い切れないキャラは2週目以降で!
無理して全キャラ育てようとしなくても、2週目以降に使っていなかったキャラを使うのもアリですよ。
特にキマリは育て方次第で全く違ったキャラになるところも面白いですし、パーティの組み合わせを変えてプレイすると新鮮味がありますからね。
FF10はシリーズ中でもキャラ毎の特色が強いから、誰を使うか考えるのも楽しいよね。またやりたくなってきたな~。