『ポケットモンスター サンムーン』及び、『ウルトラサンムーン』に登場するアセロラちゃんは、今作の中で人気の高いキャラクターですよね。
ストーリーにも多少絡みましたし、四天王として戦うことにもなったので、印象に残っているプレイヤーは多いと思います。まだ小さな子供だったので、あの年齢で四天王を務めること自体、珍しいですからね。
ポケモンバトル中も、ゆらゆら動いているところが可愛いよね!
そのかわいらしさの反面、ゴーストタイプの使い手っていうところが、ギャップがあって良いんだよな。
ネット上では、アセロラちゃんとミミッキュが一緒に描かれた二次創作のイラストが多いです。キャプテンとしての彼女の試練で、ぬしポケモンのミミッキュと戦うことになるからですね。
ですが、意外にも四天王として戦うときは、ミミッキュを手持ちに入れていませんでした。その理由を考察してみたいと思います。
アセロラとは?
《出典:ポケットモンスター サン・ムーン》
10代前半と思われる小さな少女で、非常に明るくて人なつこい性格をした子です。エーテルハウスで暮らしており、そこにいる子供たちやポケモンの面倒を見ています。
アセロラちゃんの年齢は公開されていませんが、キャプテンの年齢制限は11~19歳であるため、この年齢の範囲内であると推測されます。外見年齢から見れば12歳前後といったところでしょうか。
本人曰く、古代のプリンセスであるらしく、王族の末裔であると語っています。真偽のほどは不明ですが、嘘をつく子にも見えないのは確かです。(純真無垢でそう思い込んでいるだけという可能性も0ではないですが……)
作中ではウラウラ島に住んでいる6人目のキャプテンとして、主人公に試練を与えてきます。また、クチナシの代わりに四天王の一人となり、ポケモンリーグで戦うことにもなります。
アセロラの手持ちポケモン
サンムーンにて四天王として戦う際の、アセロラちゃんの手持ちポケモンは以下の5体です。
- ヤミラミ
- ダダリン
- ユキメノコ
- フワライド
- シロデスナ
また、ウルトラサンムーンでの手持ちポケモンは以下の通り。
- ジュペッタ
- フワライド
- ダダリン
- ユキメノコ
- シロデスナ
どちらにおいても、クリア後の強化版も手持ちポケモンは変わりません。
手持ちはすべてゴーストタイプのポケモンで統一されており、サンムーンでの新規ポケモンはダダリンとシロデスナの2体だけでした。
ぬしポケモンとしても登場したミミッキュを手持ちに入れていても良かったのでは? と考えてしまうところです。
ミミッキュの強さ
《出典:ポケットモンスター サン・ムーン》
ミミッキュはゴースト/フェアリータイプのポケモンです。
タイプ相性が良く、弱点はゴーストとはがねの2つだけで、3つのタイプを無効化できます。また、ほぼすべてのポケモンに等倍以上のタイプ一致技を撃つことができます。
特性の「ばけのかわ」は攻撃技を1度だけ無効にしてしまうもので、1ターンでは確実に仕留められないという恐ろしいポケモンです。
対人戦の環境においてもトップクラスの使用率を誇り、ストーリー中でもメガやす跡地で捕まえておけば、最後まで活躍すると断言できるほどの強さです。
アセロラがミミッキュを手持ちに入れなかった理由
《出典:ポケットモンスター サン・ムーン》
四天王になるほど強いアセロラちゃんですし、キャプテンとしてメガやす跡地にもよく訪れるでしょうから、ミミッキュを使っていても良かったと思うんですよね。
実際に、サンムーンのエンディングでは、ミミッキュと一緒に映っている写真がありました。ゴーストタイプのぬしポケモンでもありますし、アセロラちゃんにとってミミッキュは大切なポケモンだったことに違いはありません。
ぬしポケモンはキャプテンが育てていることが多いみたいですが、アセロラちゃんの場合はそうだったのかは不明です。 “跡地の奥の部屋” のことを知らなかったですし、アセロラちゃんに育てられたというよりは、野生のような気がします。
仮にアセロラちゃんが育てていたとしても、既に野生化しているようなものですから、あのミミッキュを手持ちに入れることはできなかったでしょう。
普通のミミッキュなら手持ちに入れることができたでしょうが、どうして使わなかったのか考えてみると、アセロラちゃんはミミッキュのことを家族として見ていたからではないでしょうか。
エンディングでの写真では、ミミッキュもエーテルハウスの子供たちと一緒に遊んでいるようでした。あのミミッキュがエーテルハウスで保護されているポケモンなのか、アセロラちゃんが捕まえたポケモンなのかは不明ですが、どちらにしてもミミッキュに対して特別な思い入れができていそうです。
よって、ポケモンバトルをするための仲間というよりも、エーテルハウスの子供たちと同じくミミッキュのことを家族として見ていたため、バトル要員として育てなかったと考えることができます。
アセロラちゃんのことですから、決して手持ちのポケモン5匹のことをただのバトル要員として捉えているわけではないでしょうが、ミミッキュとはまた別の扱いであったのかもしれませんね。
実際に手持ちにいたら辛かった
ただ、実際に手持ちにいたら辛いよね。
どんな攻撃でも無効にしちゃう「ばけのかわ」はかなり厄介だからねー。それに加えて高い攻撃力に、ゴースト技とフェアリー技の相性補完も優れているし。
ぬしポケモンとして戦って、ミミッキュの強さはプレイヤーも身にしみているでしょうからね。四天王戦でミミッキュを使われると、苦戦は必至です。
アセロラちゃんの挑戦者への配慮だったという線もあるかもしれませんね~。