バイオハザードシリーズのおすすめランキングベスト5!魅力を解説!

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『バイオハザード』シリーズはPS1の時代から続いている人気ホラーゲームです。

ナンバリングタイトルは『8』まで発売されていますが、ナンバリング外のタイトルや番外編、リメイク作品などたくさん存在します。シリーズ未プレイの方はどれから手をつけていいかわからないですよね。

バイオハザードはストーリー重視の作品じゃないけど、一応ストーリーが初代から繋がっているんだよね。だから新規の人はなおさらどれからプレイすればいいかわからなくなるんじゃないかなー。

ストーリーを楽しむならできれば初代から発売順にプレイしていくのがおすすめです。とはいえ数も多いですし、そこまで前作のストーリーを知らなければ楽しめない作品ではありません。

また、バイオハザードは作品によって雰囲気や路線が大分異なります。サバイバル重視、アクション重視、ホラー重視と三つに分けることができるので、自分の好みの作品をプレイすると良いですよ。

シリーズの傾向をざっくり分けると以下のような感じになります。

  • サバイバル重視:『0』『1』『2』『3』『CODE:Veronica』
  • アクション重視:『4』『5』『リベレーションズ』『リベレーションズ2』『6』
  • ホラー重視  :『RE:2』『7』『8』

今回はバイオハザードシリーズのおすすめランキングベスト5を紹介します! 各作品の魅力を解説するので、興味を持った作品があれば是非プレイしてみてください!

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第5位:『バイオハザード』

《出典:バイオハザード HDリマスター》

第5位は、ゲームキューブで発売された、初代『バイオハザード』のリメイク版。

PS1で発売された初代『バイオハザード』も面白かったのですが、それをフルリメイクしたのが本作。グラフィックの向上だけではなく、ストーリーや敵キャラが追加され、謎解きのギミックも大幅に変更されています。

PS4やNintendo SwitchにHD版が発売されているので、バイオハザードを初代からプレイしたいという人は、リメイク版の本作から入るのがおすすめです。

原作より遙かにパワーアップした恐怖演出

《出典:バイオハザード HDリマスター》

初代『バイオハザード』はゾンビが徘徊する洋館を探索し、ゾンビが生まれた謎を解明しつつ、脱出を目指すホラーゲーム。

シリーズの中でも雰囲気がホラー寄りでしたが、リメイク版の恐怖演出は原作より遙かにパワーアップしています!

美麗なグラフィックが魅せる洋館の雰囲気・敵クリーチャーの強化・弾薬と回復アイテムのリソース不足により、先に進むのが怖くなって足がすくんでしまいます……。キャッチコピーの「そこを歩く、という恐怖。」がまさにぴったりと当てはまるのです。

《出典:バイオハザード HDリマスター》

突然敵が出てきてプレイヤーをびっくりさせる演出よりも、雰囲気で怖がらせて先に進ませたくなくなる演出が重視されています。日本のホラーゲームらしさが出ていますね。

原作とは謎解きのギミックが大幅に変更され、原作プレイ済みだからこそ予想できない恐怖演出も盛り込まれており、原作プレイ済みの人も最大限楽しめられるように作られているのも嬉しいところ。

倒しても復活するゾンビ『クリムゾンヘッド』が怖い

バイオハザードシリーズのゾンビは雑魚敵という印象がありますが、本作のゾンビは非常に厄介です。その理由が、倒しても強敵として復活する『クリムゾンヘッド』という仕様によるもの。

本作のゾンビは、頭部を砕くか焼却しない限り、倒したゾンビが一定時間後にクリムゾンヘッドと化して復活します。

《出典:バイオハザード HDリマスター》

《出典:バイオハザード HDリマスター》

クリムゾンヘッドは体力・攻撃力・機動力が大幅に強化され、強力なクリーチャーとなって襲ってきます。ただでさえ弾薬不足に陥りやすいのに、クリムゾンヘッドを相手しているとまるでアイテムが足りなくなるため、うかつにゾンビを倒すことができなくなっているのがミソ。

部位破壊も焼却も専用アイテムを必要とし、全てのゾンビに対策することは不可能のため、どうしても倒したいゾンビだけ倒してクリムゾンヘッド化を防ぐことが重要になります。

他作品と比べて気軽にゾンビを倒せなくなっているので、煩わしさを感じるデメリットもありますが、ゾンビがただの雑魚敵とならず厄介な敵と化したことで、ゾンビへの恐怖度を向上させることに成功しています。

高難易度のサバイバルホラーをプレイしたい人におすすめ

クリムゾンヘッドによるゾンビの強化が大きく影響し、本作の難易度はシリーズでもトップクラスだと言えます。

弾薬・回復アイテムのリソースもシビアで、まさにサバイバルホラーを体現しています。シリーズの原点に相応しいです。

シリーズ初心者が手を出すにはやや厳しい難易度かもしれませんが、高難易度のサバイバルホラーを体験したいのならおすすめの作品ですよ。バイオハザードの雰囲気を味わいたいのなら本作がぴったりですね。

本作の前日譚である『バイオハザード0』とセットで発売されている『バイオハザード オリジンズコレクション』がリーズナブルでおすすめ。『バイオハザード0』も傑作なので、是非本作と併せてプレイしてみてほしいですね。

第4位:『バイオハザード CODE:Veronica』

《出典:バイオハザード CODE:Veronica》

第4位は、PS2で発売された『バイオハザード CODE:Veronica』完全版。

原作はドリームキャストで発売されましたが、シーン追加された完全版がPS2で発売されました。現在はPS3の『バイオハザード リバイバルセレクション』に収録されています。

ナンバリングタイトルではありませんが、本編シリーズに含まれます。時系列は『3』と『4』の間で、ストーリーは『1』『2』と関連しています。

『1』『2』未プレイでも楽しめますが、前作での因縁が絡んでくるので、できれば前作プレイ済みだとより楽しめるでしょう。ただ本筋には影響しないので本作からシリーズに入っても問題はありません。

シリーズ屈指の盛り上がるストーリーと演出

《出典:バイオハザード CODE:Veronica》

バイオハザードシリーズはそれほどストーリーに力が入っていない、と私は思っていますが、本作だけは違います。本作の最大の魅力はストーリーと演出です。

練られたシナリオと、それを盛り上げる白熱したBGMと演出。シリーズの中でもストーリーとBGMの出来がずば抜けて良く、クライマックスでは涙を流さずにはいられません!

《出典:バイオハザード CODE:Veronica》

《出典:バイオハザード CODE:Veronica》

特にスティーブというキャラクターが、とても人間味があって好きです。再登場を期待したいキャラクターですね。

関連記事:【バイオハザードコードベロニカ】スティーブの再登場はあるか?

ホラー要素ももちろん健在ですが、本作はホラーよりもシナリオに焦点を当てているので、恐怖より感動を味わいたい人に本作をおすすめします。

旧バイオシリーズの集大成と言える完成度の高さ

《出典:バイオハザード CODE:Veronica》

バイオハザードシリーズは『4』から抜本的なシステム変化を遂げました。『0』~『3』及び本作は、固定カメラの第三者視点でプレイする旧バイオシリーズと言える位置づけとなっています。

『4』以降はTPSとなりアクション重視の作風となったため、旧来のバイオシリーズの方が好きだという人も少なくないでしょう。私も旧バイオシリーズのシステムと雰囲気が好きでした。

本作は旧バイオシリーズの集大成とも呼ぶべき作品。過去作と比較するとシステム面でオリジナリティのある要素は少ないのですが、過去作の良い部分を余すことなく取り入れたシリーズ屈指のボリュームが魅力です。

不気味さと恐怖を覚える洋館の雰囲気、リソース不足に悩まされるサバイバル感、頭を使う謎解きの数々。バイオらしさがふんだんに盛り込まれており、そこに素晴らしい脚本とBGMでストーリーを盛り上げてくれます。

ナンバリングタイトルじゃないから手を出さないというのはとても勿体ないので、未プレイの人には是非とも遊んでみてほしいです。完成度が高いのでシリーズ新規の方が最初に遊ぶのにも向いていると思いますよ。

第3位:『バイオハザード7 レジデントイービル』

《出典:バイオハザード7 レジデントイービル》

第3位は、PS4で発売された『バイオハザード7 レジデントイービル』。

Nintendo Switchではパッケージが発売されておらず、有料のクラウド版のみプレイすることができます。

本作は『4』以来の大きな路線変更を行った作品。『4』以降はTPSのアクション寄りとなっていましたが、『7』ではFPSで本格ホラーな作風に仕上げています。

「ホラー」というバイオハザードの原点に立ち返り、シリーズ随一の恐怖感を演出することに成功しています。

ホラー映画の主人公になったような恐怖

一人称視点となって臨場感が増し、得体の知れない存在から逃げ回る恐怖がより強調されるようになりました。

《出典:バイオハザード7 レジデントイービル》

主人公は没個性とまでは言いませんが、過去作と比較するとキャラの個性が弱め。そのため、キャラを操作しているというより自分が主人公になったような感覚でプレイできます。

まるでホラー映画の主人公になったような恐怖感を覚えることになり、イベントシーンを見ているだけでも背筋が凍りつく思いになりますよ。

《出典:バイオハザード7 レジデントイービル》

今までのバイオハザードシリーズとは恐怖の種類が違う印象。過去作はゴシックホラーのような、不気味な怖さがあるといった感じでしたが、本作は洋画のようなパニックホラーものに近いです。

PlayStation VRでリアルな恐怖体験ができる

PlayStation VRに対応しており、VRでプレイすることで更にリアルな恐怖体験が可能です。

残虐なシーンも多々あるので、VRでのプレイは没入感があり楽しいですが、怖いのが苦手な人は本気で気をつけましょう。VRでプレイする本作は、シリーズの中でもぶっちぎりで一番怖いです。

PlayStation VRは高いですが、対応しているゲームが格段に面白くなるので、是非とも体験してみてほしいですね。

関連記事:PSVRの評価は高い! それなのにあまり売れなかった理由を解説!

良くも悪くもストーリーが独立しており、シリーズ新規の人が入りやすい

本作は過去作との繋がりが薄いです。主人公を始めとして、登場キャラのほとんどが新キャラであり、ストーリーが独立しています。

バイオハザードのナンバリングとして出す意味があったのか、という疑問も残りますが、裏を返せばシリーズ新規の人が入りやすい作品であるとも言えます。

ただ本作はバイオハザードの中でもホラーに特化した異色作ですので、本作からシリーズに入った人は他の作品をプレイすると作風の違いに驚くかもしれません。

過去作との繋がりを意識せずにホラーゲームをプレイしたい人におすすめです。最新の映像美で蘇らせたサバイバルホラーを体験できるでしょう。

第2位:『バイオハザード RE:2』

《出典:バイオハザード RE:2》

第2位は、PS4で発売された『バイオハザード RE:2』。

『バイオハザード2』をフルリメイクしてTPS視点となり、ゲームシステムが原作とは大幅に変化しました。脚本も大筋は同じですが、人間関係や人物設定が変わっており、原作とは別物に近いレベルです。

元々バイオハザード2は前作と登場人物が違い、新たなキャラクターたちによる序章のような位置づけの作品となっています。『2』からバイオシリーズを始めたという方も多くいるので、シリーズ新規の方でも問題なく始められるでしょう。

現代のシステムでも恐怖を覚えるゾンビの強さ

原作の『2』はシリーズの中で最も難易度が低く、ゾンビの体力が低くて簡単に倒せました。

ゾンビは走ることがなく動きが緩慢なので、『4』以降のTPSではほとんど登場していません。現代のシステムでゾンビを出しても弱いと感じて怖くなくなる、というのが懸念点でした。

しかし本作ではTPSでリメイクされたものの、ゾンビの怖さはむしろ原作以上。動きが緩慢であるというゾンビらしさを変えはせずに、非常に硬くしつこい敵となったことで、弾薬不足なのも相まって厄介な敵に進化しています。

《出典:バイオハザード RE:2》

映像もとてもリアルで綺麗なので、ゾンビの怖さがひしひしと伝わってきます。

出会うゾンビを毎回相手していたらすぐに弾薬がなくなってしまうので、倒さなくちゃいけない相手と無視しなきゃいけない相手の取捨選択が重要です。サバイバルホラーを現代のシステムで見事に表現している傑作だと思います!

常に追われる恐怖 “タイラント”

ゲームをある程度進ませると、タイラントというボスキャラクターが常にマップを徘徊するようになります。

《出典:バイオハザード RE:2》

タイラントは体力・攻撃力が高い上に、倒しても一定時間動かなくなるだけで、再び動くようになる不死身のクリーチャー。別の部屋に行っても追いかけてくるため、タイラントをやり過ごして近くにいない内に探索していく必要があります。

タイラントが近くにいると「ドン、ドン」と足音が聞こえてきて、近づくほど足音が大きくなってくるのがかなりの恐怖です。見つかると不穏なBGMに変わるのがまた怖い。

更にタイラントと相性抜群なのがリッカーというクリーチャー。リッカーは強敵ですが目が見えないため、歩いていれば戦闘を回避できます。しかしタイラントが来たら歩いていられないため、リッカーとタイラントの両方に襲われるという最悪の展開になります。

《出典:バイオハザード RE:2》

タイラントはセーブポイントのあるメインホールにすらやってきてしまいます。常に逃げ場がない恐怖にさらされるので、緊迫感のあるプレイが楽しめますよ。

原作ファンからは賛否両論

本作はひとつのゲームとして完成度が高いです。GOTYを受賞したことからも、作品のクオリティの高さは証明されています。

しかし大幅なリメイクにより原作と差異の生じる部分も少なくないため、原作ファンからは賛否両論でしょう。

原作をリスペクトして製作されていることは間違いなく、システムが変わってもバイオ2らしさは確実に残っています。それでもキャラクター間の関係や、性格に変化を感じられるので、そういった部分を受け入れられない人もいるはずです。

新規のプレイヤーなら全く気にせずに楽しめるので、原作をプレイしたことがない人には安心しておすすめできる作品です。私は原作の『2』も今作の『RE:2』も、それぞれの味があってどちらも好きですね。

第1位:『バイオハザード4』

《出典:バイオハザード4》

第1位は、ゲームキューブで発売された『バイオハザード4』。

PS4、Nintendo Switchなどほとんどのハードに移植されている人気作。システム面がフルモデルチェンジされ、シリーズの大きな転換点となった作品です。

アクション性が大幅に向上し、逆にホラー要素は少なくなりました。ホラーゲームより爽快感を味わいたい人にはぴったりのソフトです。

「敵から逃げる」より「敵を倒す」へ

アクション性の向上、知能を持った敵の登場、敵がお金やアイテムを落とすなど、「敵から逃げる」より「敵を倒す」ことに重きを置くようになりました。

《出典:バイオハザード4》

限られたリソースで戦うサバイバルホラーなのは過去作と変わりませんが、敵がランダムで弾薬を落としてくれるため、過去作と違って敵を殲滅させても問題ないゲームバランスとなっています。

しかし『CODE:Veronica』までは自動照準だった銃撃が、本作では手動で照準をつけるようになっているため、無駄弾を撃ってしまうリスクは増えています。いくら敵が弾薬を落としてくれることがあると言っても、無駄弾を撃っていては弾切れしてしまうため、リソースが有限であるシビアさは健在です。

敵を怯ませれば体術も使えます。色々な武器で敵を蹴散らしていける爽快感が魅力。

《出典:バイオハザード4》

敵はゾンビではなく、知能を持ったガナードというクリーチャーが登場します。走ってきたり武器を使ってきたり、連携して襲ってきたりするため、敵の強さはこれまでより格段に上がっています。

『5』『6』では更にアクション性が上がりホラー要素が薄れているのですが、個人的に『4』が最もアクションとホラーのバランスが取れており、バイオらしさを残したTPSという印象を持っています。

武器のカスタマイズが豊富で周回プレイしやすい

本作はお金をかけて武器を改造することができ、威力や弾数、連射速度などを強化していくことができます。どのように武器をカスタマイズしていくか自分の好みを反映できるのが醍醐味です。

《出典:バイオハザード4》

ハンドガン、ショットガン、ライフルと様々な武器があり、ハンドガンの中でも更に4種類に分かれるなど、武器の種類も豊富。全ての武器を持ち歩くことはできないので、どの武器を選ぶか悩むのが楽しいです。

たとえばハンドガンには以下の4種類があります。

ステータスは低いが改造費用が安く、最大改造するとクリティカル率が5倍になる初期ハンドガン。

《出典:バイオハザード4》

威力が最も低いものの貫通効果を備えているパニッシャー。

《出典:バイオハザード4》

威力以外のステータスが最も低く取り回しにくいものの、ハンドガン中最高の威力と独特なリロードを持つレッド9。

《出典:バイオハザード4》

改造費用が最も高いが、レッド9に次ぐ威力と、他の全てのステータスが最も高くて扱いやすいブラックテイル。

《出典:バイオハザード4》

個人的にはレッド9が大好きですね! 最大改造するとハンドガンとは思えないほどの高火力になるのが魅力の銃です。プレイスタイルで好みの銃が変わるのが面白いところ。

武器の組み合わせや改造の仕方で攻略法が変わるので、周回プレイして色々使ってみたくなりますよ!

主人公のレオンが格好良い!

主人公のレオンは『バイオハザード2』から続投している主人公。『2』のときは新人警官でゾンビ初体験というのもあり、まだ頼りない印象がありました。

あれから6年の年月が流れて、合衆国のエージェントとして訓練を積んだレオンがめちゃくちゃかっこいいです! 常に余裕があるクールな男で、化物にも怯まず挑発的な態度を取り、イベントシーンでは派手なアクションを見せてくれます。

《出典:バイオハザード4》

《出典:バイオハザード4》

これまでの主人公は多少なりともバイオハザードと化した世界に怯えたり動揺したりしていたので、どんなピンチにも慌てないレオンが格好良くて頼りになるのです。

アクション性が高くなったことに加えて、主人公が肉体的・精神的に強くなったことで、ホラー要素は薄れてしまったと言えますが、恐怖に怯えずに立ち向かっていくことにカタルシスを感じるゲームです!

最後に

私がおすすめする、バイオハザードシリーズの上位ベスト5は以上です。

バイオハザードシリーズは世界観とストーリーが繋がっていますが、直接的にシナリオが強く結びついてはいないので、どこから始めてもそこまで困惑することはないと思いますよ。

私は『0』『リベレーションズ』あたりも大好きだよ。バイオハザードシリーズはシステムががらっと変わることがあるのが賛否両論だけど、だからこそそれぞれの味があると思うので、是非色々遊んでみてほしいな!