【FF、ドラクエ】今の時代でもFF派とドラクエ派に分かれている?

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2003年に、旧スクウェアと旧エニックスが合併し、株式会社スクウェア・エニックスが誕生しました。

ゲーム業界では、スクウェアは『ファイナルファンタジー』、エニックスは『ドラゴンクエスト』が特に有名なシリーズであり、日本での二大RPGと言っても良いほどの知名度だと思います。

そんなシリーズを持つ2つの会社が合併したことは、当時の子供たちにとっては衝撃的な話でしたよね。

そうだね~。合併前は友達の間でも、FF派とドラクエ派に分かれていることが多かったよ。

どちらのシリーズも好きって人もいたけど、どっちかのシリーズだけを好んでやっている人が多くて、スクウェアとエニックスはライバル関係って見方が強かったなぁ。

エニックスはゲーム業界以外でも、月刊少年ガンガンなどの漫画出版なども手がけていました。しかし「エニックスお家騒動」と呼ばれる内部事情により、編集社や漫画家の多くが他社に引き抜かれ大きく衰退してしまいました。

対してスクウェアはファイナルファンタジーの映画化が失敗。お互いを補完するために合併という形になりましたね。

ゲーム業界で見ると、ライバル関係でもあった『ファイナルファンタジー』と『ドラゴンクエスト』の発売スケジュールを調整することで、お互いの売上を最大限効率化するという目的もあったようです。

広い視野を持ってみると、合併したのは必然みたいなところもあったんだろうね。当時の子供はそんな細かい事情を知らないだろうし、純粋に驚いたもんだけどねー。

そうですね。昔はFF派とドラクエ派が、そのままスクウェア派、エニックス派になっていることもありましたが、会社が合併した今では、そういったことがあるのか気になるところです。

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グラフィック志向のFF

《出典:ファイナルファンタジーX》

ファイナルファンタジーシリーズは、FF7からグラフィックに力を入れたシリーズとなっていきました。

現在でもその傾向は変わらず、ドラゴンクエストに比べ、ハードの性能をフルに発揮した美麗なCGの作品が多いです。

特にFF7~FF10を制作していた時代は、映像面ではドラクエシリーズと大きく差があったと言っていいでしょう。

グラフィック面だけでなく、世界観やシステム面においても作品毎に大きく変えています。マテリア、ジャンクション、スフィア盤といった斬新なシステムを都度取り入れていました。

全体的に、新しいファンを取り入れることに重きを置いていたように見受けられますね。

伝統を重んじるドラクエ

《出典:ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち》

対してドラゴンクエストは、プレステ世代のドラクエ7においても、グラフィック面で大きな進化はしていません。

しかし世界観やシステム面で、過去シリーズからの伝統を重んじていて、従来からのファンを大事にしている姿勢が強かったです。

ファイナルファンタジーでは、斬新なシステムが時に受け入れられず、賛否両論となることも珍しくありません。特にFF8のドロー、ジャンクションなどのシステムは、大きな賛否を呼んだ方でしょう。

そういったところがなく、従来のファン、新規のファン両方に安定したゲームを作れていたのが、ドラゴンクエストの強みだったと思います。

方向性の違い故に、ファン層が異なっていた

FFもドラクエもどちらも好き、という方も昔からいたでしょうが、先述の通りゲームとしての方向性が異なっていた面が強いですので、そういった理由からファン層が異なり、どちらか一方を好む人も多かったのではないでしょうか。

スクウェアエニックスになってからは、ドラクエも映像面が大きく進化したよね。それでもFFの方がグラフィックに力を入れている面は強いけど、若干2つの方向性が交わった感じがするな。

そうですね、だからこそ最近は昔ほどFF派、ドラクエ派に分かれている印象はないんですよね。私たちが大人になったから感じることもかもしれませんが。

今の子供たちの間ではどうなのでしょうね? 未だFF派とドラクエ派に分かれているものなのか、興味がありますね!